Windows CEとの馴れ初め、そして今
私がWindows CEの開発を始めたのは1998年の4月です。それまで開発を行っていたシステム製品の開発チームが解散となったこともあり、マイコンサポートの形で、当時の最新バージョンだったWindows CE 2.0のドライバ開発からスタートすることになりました。
それまではWindows NT3.51、4.0用のドライバや、アプリケーション、日立H8マイコン用ファームウェアの開発をしてきたのですが、Windows CEはまったくの初めてでした。そしてターゲットのCPUは日立SH3(SH7706)で、H8の経験はあったものの、80286、80386、80486、HD64180(Z80互換)といったインテル系のチップで経験を積んだ私としては、ちょっと戸惑うことが多くありました。また今でもそうですが、Windows CEの開発環境は、ICEを使用したデバッグ環境と大きく異なり、この点も困った部分でしたねぇ。
それから7年以上が過ぎ、Windows CEもバージョンは5.0まで進化し、SH3もサポートCPUからドロップしてしまいました。仕事の内容も、BSP(Board Support Package)を開発するだけから、顧客サポートへと変化し、ドライバ開発だけではなく、システム設計の領域まで踏み込むようになっています。サポートしている中で、Microsoftとのお付き合いも増え、振り返ってみると、いろいろやってきたなぁというのが実感です。
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