eBox-3310でWEC7 - その2
さて先日のブログではiCOP eBox-3310でWindows Embedded Compact 7が立ち上がったよという記事を書きました。今日は実際にeBox-3310を立ち上げるための準備編です。
eBox-3310を入手してもWEC7のBSPは残念ながら付属していません。Platform Builder 7のplatformフォルダを見ると、実は「ebox3300」というフォルダがあって、もしかするとこれをビルドすると動作するかもしれません。ただ動作の確認はしていませんので、eBox-3310の正しい手順を踏むことにします。元々のeBox-3310A-MSJKに関する技術情報はこのページに記載されています。ここからドキュメントと、BSP、SDK、AutoLaunch(何物かは未確認)、Eboot.binをダウンロードできます。これらをダウンロードしたあとは、同じWebページの記載に従い、各種ソフトウェアをインストールします(PB7はインストール済みの前提)。
- ICOP_eBox3310A_70B BSPをインストール。
- Vortex86DX_SDK_Compact7 SDKをインストール。
- AutoLaunch_v300_Compact7をインストール。
この一連の作業をすると、platformフォルダにはICOP_eBox3310A_70Bというフォルダが見えているはずです。これが今回のeBox-3310で使用するBSPとなります。このBSPには問題がある事がわかったので、PB7標準のeBox3300用BSPを使用することにします(12/18追記)。
次にNk.binをビルドする前に、とりあえずEboot.binをブートメディアに書きこんでみましょう。知り合いからはUSBやHDDでも動作したという情報もありますが、今回は1GBのCFメディアに書きこんでみます。書き込みにはDiskPrepという便利なツールを使って、ブートメディアを作ることになります。このDiskPrepはMSDN Archiveからダウンロード可能です。
このDiskPrepを立ち上げると次のようなダイアログが表示されます。「Disk Selection」では書きこむターゲットメディアを指定します。そして「Load specific image copied from」では実際に書き込むイメージ、ここではダウンロードしたEboot.binを指定します。これらの指定が正しくされていることを確認し、「OK」ボタンをクリックすると、起動ディスクとしてのCFが出来上がります。

起動ディスクとして構築されたCFカードは、eBox-3310のCFスロットにセットし、電源を入れてください。eBox-3310のBIOSは出荷状態のまま特に変更する必要はありません。電源を入れると、最初にBIOSからのメッセージが出力されたあと、うんともすんとも言わなくなります。実はこの時、シリアルポートからメッセージを出力しているようですが、eBox-3310にはシリアルポートが実装されていないので、残念ながらこのメッセージを見ることはできません。簡単な工作でシリアルポートの実装は出来ますので、腕に自信のある方はぜひチャレンジしてみてください(
)。
この時、EthernetではDHCPサーバーからのIPアドレス取得を試みています。DHCPサーバーに接続しておけば、IPアドレスを取得して、BOOTMEパケットを送信しているはずです。ここまで来ればNk.binのダウンロードまで、あと一息です。
という事で、次回に続く(と言っても、明日から出張なので、しばらく休みます)。
【追記】
ちなみにこのDiskPrep。当然ですが外部ディスクとして認識できるものであれば、FD、USB、SD Card、HDD等にEboot.binやNk.binを書きこんで起動ディスクとする事ができます。CEPC利用時には必須のツールです。
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