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ミュージックビデオレコーダー:SONY HDR-MV1

私は楽器演奏をたしなむのですが、それもあって、SONYの新製品であるミュージックビデオレコーダーHDR-MV1を購入しました。このHDR-MV1は気軽に演奏シーンを撮影、録音できるという事もあり、結構即決で予約して入手したものです。一番の特徴としてレコーダー機能として、120°XYステレオ方式のマイクと、リニアPCMとして48kHz/16bitでの録音ができるという事が挙げられます。また映像面でも1920x1080 30pでの撮影と、35mm換算18.2mmの広角レンズという事で、狭い室内でも全体を見渡した撮影が可能というのも魅力的な製品です。

たまたま購入直後に、エキストラで出演した吹奏楽の演奏会があり、そのゲネプロを撮影して実際の使い勝手や、音質、画質、問題点などを書いてみたいと思います。

HDR-MV1を手に取った第一印象ですが、まずは手頃な大きさという感じです。ハンディカムのようにちょっとかさばる感じもなく、気軽に撮影できる大きさというのがちょうど良いです。それでいて、売りのマイクはちゃんと交差していて、何となくそれだけで録音品質が良くなったように感じてしまいます。ただ全体的にプラスチッキーでちゃちな作りであることは否定はできませんが、まあ、値段相応だと思います。

R0011020

記録メディアはメモリースティックマイクロかmicro SD Cardです。もちろんmicro SD Cardで準備しましたが、1080+リニアPCMでの録画では約17.6Mbpsの速度が必要なので、Class 4以上の指定ですが、Class 10+64GBの東芝製をチョイスです。実際に2時間の撮影で16GB程度使用しましたので、サイズはできるだけ大きい方が良いでしょう。

基本的にボタンは2つ。電源と撮影のスタート/ストップです。これだけなんで、最初に各種設定をすれば、後は簡単この上無しです。もっとも録音レベルの調整もできます。ここはリニアPCMレコーダーとしては当たり前の機能です。

まずは各種設定やらWiFiでiPhoneと接続したりするわけですが、ここはあまり誉めることができません。メニュー自体はわかりやすいのですが、メニュー間の移動が面倒なこと、いったんサブメニューに入ると、メインメニューに戻ることができずにメニュー自体が終了してしまうことなど、操作としてはストレスがたまる方です。またWiFiでiPhoneと接続することで、iPhone側で撮影した映像を見ながら、撮影のスタート/ストップができますが、これもできるのはそれだけです。各種設定もiPhone側でできればもっと良かったのにと思います。

何はともあれ、撮影をスタートしますが、iPhoneとの接続では、30m程度離れても、何とか操作できたのは立派です。これくらいの距離離れていても操作できるのは便利なことが多いでしょう。ただHDR-MV1の焦点距離は画角が広いのですが、ズーム機能が無いので、吹奏楽のステージを撮るという目的でも、指揮者から10m位の位置まで寄る必要がありました。私としては、全体をHDR-MV1で撮影・録音しながらズームをハンディカムで撮影し編集できればと思っていましたが、ちょっと現実的ではありません。子供が出演する演奏会の撮影用と考えている方はやめた方が良いです。それだったらハンディカム+リニアPCMレコーダーの組み合わせの方が良いでしょうね。

20131123_095855

さて約2時間のゲネプロが終了した段階で、電池もまだ少し残っていましたので、公称の2時間10分は問題なくクリアできそうです。余裕が欲しいのであれば、交換用電池を準備した方が良いと思います。撮影自体も問題なく、操作も簡単なんで、普段の練習の見直しのためにも使い勝手は良いだろうと想像できます。

撮影した動画ですが、まずは絵の方は何て言うか期待したほどではありません。確かにフォーマットは1920x1080ですが、全体的に解像度が低く、またレンズ自体の歪曲収差も非常に大きいので、絵に期待するのが間違っている感じです。これだったら1280x720で十分でしょう。ファイルサイズも小さくなるし、1080を選択する理由はあまりありません。

次に音ですが、こちらはまずは良く録音されていると思いました。Macに取り込んで、USB → PHA-2経由で聴きましたが、ホールで聴いたときの響きがかなり再現されているようです。これまではハンディカム+外部マイクで撮影していたのですが、この音と比べるのが失礼なくらいHDR-MV1の音は良いです。もちろんリニアPCMレコーダーとして考えると、もっと良い音で録音できる製品もたくさんあります。ただ動画付きでスイッチポンでこれだけの録音もできるのはとてもバランスの良い製品だと思います。

最後に注意点について報告をします。実はこのHDR-MV1にはmicro SD Cardのフォーマットに起因する問題があります。HDR-MV1単体では、micro SD CardをFAT32でフォーマットしますが、FAT32では単一ファイルのサイズの上限が約4.2GBです。これは1920x1080+リニアPCM(約17.6Mbps)で約32分、1280x720+リニアPCM(約7.6Mbps)では74分程度しか単一ファイルには保存できないという事を意味します。またSONYから提供される動画編集ソフト「MVR studio」では、分割されたファイル同士を結合することはできません。ハンディカム用で提供されている「PlayMemories Home」を使うことで、初めて結合ができるようになるのです。

ただこのPlayMemories Homeでも、PC Windows用のアプリケーションにもかかわらず、結合後のサイズには4.2GBの上限があり、これまたかなり使い勝手は良いとは言えません。撮影したファイルをいったん分割し、HDR-MV1で分割されてしまった部分をつなぎ合わせるという結構面倒な作業が必要となります。もっともPlayMemories Homeでつなぎ合わせた部分については、ノイズが発生することも無く、品質は上々です。

このHDR-MV1。ミュージックビデオレコーダーというコンセプト、録音品質、手軽さなど、非常に興味深い製品となっています。また全体的に高い満足感が得られます。後はファイルサイズの問題と、編集ソフトといった部分がより充実することでより良い製品となることでしょう。普段から演奏をする機会のある方で、映像付きで良い音をと思ったら、このHDR-MV1はお勧めの製品です。

P.S.
Macしか持っていない人は、結合をどうするんですかねぇ?48kHz/16bitリニアPCMのMP4を扱える動画編集ソフトってあるんですか?

P.S.2
1ファイル4.2GBの制限についてSONYのサポートに確認したところ、それはMP4の制限という事でした。調べてみると、確かにその通りです。この顛末については別途。

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Comments

興味深く読ませて頂きました。
HDR-MV1を購入しようと思います。

ファイルの結合に関してですが、windowsですとコマンドプロンプトで結合するのが一番速いと思います。

copy /b 00000.mp4 + 00001.mp4 + 00002.mp4 new_file.mp4

これでバイナリ結合できるので、特別ソフトなどなくても4G以上の結合ファイルが可能です。

copy /b までコマンドプロンプトで打ち込んで、そのあとは結合したいファイルをドラッグして、最後に仕上がりのファイル名を書き込めば良いです。

Macのターミナルですと

cd /ファイルのある場所(/Users/ユーザー名/Movie/ など)/cat 00000.mp4 00001.mp4 00002.mp4 > new.mp4

これで可能だと思います。

こちらもファイルのある場所はターミナルにドラッグしてあげれば書き込まなくても簡単に指定出来ます。

ちなみに自分はビットレート100M超えの動画ファイル(1ファイル4G、7分くらい)をこうして連結させています。
1ファイルが22Gとかになるので大変ですが、その後で区切りのよい箇所で再度カットしてます。

連投失礼します。

windowsですと、「concat ファイル結合ツール」というフリーソフトも便利です。
いろんなファイルをバイナリ結合できるので、もちろん分割された動画も結合可能です。
http://yk.tea-nifty.com/netdev/2007/08/post_362e.html

動画専用ソフトのように再エンコードなどするわけではないので、結合時間もかなり短くて済みます。

いろいろと情報有り難うございます。copyコマンドで出来るとは知りませんでした。勉強になります。

この4.2GB制限の件でSONYのカスタマーサポートに問合せをしていたところ、この制限はファイルフォーマットではなく、MP4の制限であるという回答をもらいました。MP4のフォーマットを調べてみると、ファイルサイズを示す領域が32bitしかなく、そのため、4.2GBが上限になってしまうようです。

別のエンコード形式だとまた違うのでしょうが、この情報から考えると、HDR-MV1の場合、分割してから結合するという編集はどうしても必要になりそうです。

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