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SONY HDR-MV1:ファイルサイズや外部電源など、あれこれ

最近、一人で盛り上がっているSONYのミュージックレコーダーHDR-MV1ですが、今度は所属するオーケストラの本番に向かって、そのリハーサルを撮影しましたので、その時のことなど。と書きながらも、まずは最初からHDR-MV1の弱点だと指摘している1ファイルが最大で4.2GBごとに分割されてしまう問題について、SONYのカスタマーサービスに問い合わせしましたので、その回答からご報告を。

録画したファイルが4.2GB毎に分割されてしまうと、1080pで約32分、720pでも約74分ごとにファイルが分かれるため、長時間の音楽録画には適さないのではないか?と先日のブログに記載しました。そしてその原因として、SD CardのフォーマットをFAT32にしているためだろうという考えていました。そうしたところ、カスタマーサービスからは、4.2GBの制限は、ファイルシステムの問題ではなく、MP4のフォーマットによるものという連絡がありました。調べてみると、MP4はQuicTimeをベースにしたMPEG4のISO/IEC 14496-12で規定されているISOベースメディアファイルフォーマットの派生フォーマットであるという記載があります。そしてそのフォーマットでは、メディアファイルの親要素であるコンテナが複数のボックスと呼ばれるノードを管理することが出来るようになっています。そしてこのボックスにはそれぞれ32bit整数型で、自身のサイズを示すようになっています。すなわち、コンテナに1つのボックスしか含まれない場合、そのMP4ファイルの上限は最大で4.2GBになるということです。

ISOベースメディアファイルフォーマットは「複数のボックス」を一つのコンテナで扱うことが出来るという仕様があり、ここを素直に解釈すると、一つのボックスが最大サイズになった時点で、新しいボックスを追加することで、4.2GB超えが可能なのでは?という事に気が付きます。ここからは私の類推に過ぎませんが、HDR-MV1が扱うMP4エンコーダーは1つボックスしか扱えないコンテナにしか対応していないため、4.2GB/ファイルの制限があるのだと考えています。これに関しては、エンコーダーのハードウェア支援機能による制限ではなく、ソフトウェアのMP4に対する仕様によるもののような気もしますので、できれば修正して欲しい部分です。おそらくPlayMemories Homeにも同じ仕様が入っちゃっています。

さて気を取り直して外部電源のお話について。HDR-MV1のバッテリーはカタログスペックの130分とほぼ同等の時間持つことはすでに確認しました。もちろんこれで十分な場合も多いとは思います。ただ今回のリハーサルのように、5時間とかになると、予備の電池が必要となります。そこでUSB給電による、外部電源による撮影に挑戦してみました。使用したのはeneloop(1.2v/1,900mAh)を2個直列にして電源供給を行うスティックタイプの電源です。

Img_3115

写真ではわかりにくいのですが、micro USBポートに接続します。この時、USBケーブルは給電のみのケーブルが必要なようです。給電+同期が可能なケーブルではうまく出来ないという話をどこかで読みました。私の使用したケーブルは、給電/給電+同期の切り替えがスイッチで可能なので、ここは給電モードで接続です。

この状態にすると、HDR-MV1のモニターからはバッテリーのマークが消え、電池ではなく、外部供給で動いていることが確認できます。実際にeneloopでの給電でも問題なく動作しました。HDR-MV1の電池は3.6v/4.5Wh(1240mAh)に対し、eneloop直列2個だと2.4v/4.6Wh(1900mAh)(でいいのかな?)という事で、ほぼ同じくらいの能力に見えますが、実際には80分くらいしか持ちませんでした。ただ特筆すべき事として、eneloopが空っぽになった時、HDR-MV1はそのまま内蔵の電池に切り替えて動き続けたことが挙げられます。これは電池の残量が読めない外部電源を使用する時、まずは外部電源から供給を行い、そして外部電源が空になることを気にせずに、自動的に内部バッテリーに切り替えるという事が可能ということになります。

話もだいぶ長くなりましたので、最後に画質の問題を。先日のブログでは1080pでも画質はそれほどではないので、720pで撮影しても大丈夫と書きました。まぁ実際そうなんですが、やはり1080pの方が720pと比べるとまだマシでした()。1080pでも解像感が低いのですが、720pだとさらにボケボケになる感じです。1080pでの撮影をお勧めします。

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